宝の宝庫 「埋もれた未使用の特許」
2015年02月09日 マーケティング
こんにちは! 新規事業を企画立案から立ち上げまで一貫してご支援しております、おせっかい軍師 曽我宏紀です。
今回は、未使用特許についてお話しいたします。
未使用特許とは特許取得されたけど活用されていない特許のことをいいます。
その件数は有効特許件数、約100万件中なんと約65%、つまり65万件が未使用特許と言われております。
技術やアイデアなどが約65万件製品化されることなく埋もれているのです。
その多くは大手メーカーが持っております。大手ともなりますと特許維持費にも年間数十億円もかかりますので
企業では塩漬けになった特許をキャッシュへ結びつける活動を積極的に行っています。
実はこのような活動は以前からございました。
ですがなかなか浸透していないのが現状です。
大手は巨大な知的資産を現金へ結びつけたい。
自社の特許技術やアイデアと「何か」を組み合わせて新たな価値を生み出し特許のライセンス料や製品の販売などで収益をあげたい。
中小企業は、自社の持つ技術や製品をもっと広めたい。
しかし、資金力やチャネルなどリソースがない。
技術×技術 技術×アイデア 技術×製品 など大手と中小がコラボした独創的な新製品は
競争の生まれにくい新市場を開拓できる可能性もあり、既存市場の代替えとしての競争力も兼ね備えることができます。
新規事業を考える場合に、「未使用特許」の観点から様々な種がありそうです。