新規事業コンサルティングやデータベースマーケティングを手がける曽我宏紀のコンサルティングブログ。

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失敗しない為の新規事業企画のアイデア創出のヒント

こんにちは! 新規事業の立ち上げを企画立案からリリース、運営まで一貫してご支援しております

おせっかい軍師 曽我宏紀です。

今回は私が新規事業を立ち上げのご支援をしてきた際に実施している企画の出し方のコツをお届け致します。

これから新規事業を立ち上げられる創業者の方、経営者、新規事業開発、経営企画などの担当の方が失敗をしない為に、どのようにして事業の企画を作っていくのか? 参考いただければ幸いです。

*下記事例はすべての業種・業態に当てはまる例ではございません。

アイデアはパッと閃くものだと思われている方が多いですが実はそうではありません。

アイデアとは日常のトレーニングにより閃くのです。 アイデアを作成するためには常に考える事が必要です。 それは日常の見聞きした情報をあなたの情報という棚の引き出しに収納していく作業となります。

新規事業企画創出の考え方

① 情報の棚卸

頭でどれだけ考えてもなかなかアイデアが出来てこない。メンバーが集まっても各自が考えているだけ。社内でアイデアを募集する。といった事をしている企業は是非実践していただければと思います。

一度、自身の情報の棚卸しをする。メンバー各自で紙やホワイトボードに書きます。

単語帳などを使ってもよいです。それをホワイトボードにペタペタと貼っていくのです。

つまり情報の棚卸をし可視化するのです。 新聞や雑誌の切り抜き、外で知り得た情報も含めて書き出します。自社技術、他分野、異業種の技術に関する書籍や文献なども情報です。知識も情報です。

社内でアイデアを募集するという施策は否定しません。中には素晴らしいアイデアも出てくると思います。しかし、企画立案は責任の範囲にあるメンバーが中心になって実施することをおすすめします。なぜなら、この企画は事業という会社の柱を担う行為だからです。

アイデアの事業化の実現性、アイデアを事業化した場合の収益性など考慮しながら企画というのは出していかなければいけません。 検証することもまた会社のリソースを投下しなければなりません。無駄な時間やコストをかける可能性のある施策はおすすめではありません。 それならば、新規事業立ち上げのメンバーたちが意識を持って企画を創出した方が実行までのスピードを速めることができます。

社内で募集するなら、例えば、キャッチコピーやキャンペーン企画、ロゴデザインなど 公募するのがよいでしょう。

さて、脱線しましたが、みなさんのそれぞれの情報を可視化するのです。

 

② キーワードの棚卸

各自の持っているキーワードを可視化します。

たとえば、女性と男性では生きてきた生活習慣が全く異なります。男性が当たり前のようにしていることが女性は知らない事も多いですし、その逆で女性が当たり前のようにしている事が男性は知らない事がたくさんあります。

また年齢や出身地など生きてきた経験の中で当然一人一人まったく異なるキーワードを持っています。 それらをホワイトボードや紙に書きます。 A3くらいの用紙に各自書き出したものをホワイトボードにまとめるのがおすすめです。

*貴社事業に関係するキーワードを書き出すとよいですが、最初は思いつく限り書いてもよいでしょう。

 

③ 問題・課題・(要望)の棚卸

各自の問題・課題、外部から知り得た問題・課題を可視化します。

(要望)というのは問題・課題の裏返し及び、メンバーの想いやビジョンでもよいでしょう。

 

④ ①~③を整理する。

類似している項目を整理します。

 

⑤ オプションキーワード

形容詞、動詞、名詞などのワードをオプションキーワードとして可視化します。

この作業はメンバー各自ではなく一緒に出した方がよいでしょう。

*貴社事業に関係するキーワードを書き出すとよいですが、最初は思いつく限り書いてもよいでしょう。

書き出したワードの組み合わせで新しいワード、コンセプトができます。(企画の種)

 

例) キーワード 「住宅、植物工場、太陽光発電、スマホ、料理、食育・水、家族円満、健康」

組み合わせでできたコンセプト

【企画 「自然と共生する住宅」】

『家で簡単に野菜が栽培できる住宅。』

「簡易植物栽培機器、1室を植物工場、各部屋の部分で植物を栽培。

太陽光で発電した電気を植物栽培機器のバッテリーに蓄電。電気代0円で栽培可能。またろ過システムにより家庭内の排水(風呂水など)を再利用。

家族で一緒に育て、育てた野菜で料理し食べる。土耕栽培よりも栄養価が高く、無農薬で安全な野菜を自宅で栽培。子供の食育にもなり家族円満な暮らしを提供。

栽培した野菜の栽培過程はスマホで遠隔管理可能。ハウスメーカーSNSでは施主同士、野菜の栽培方法のコツや料理レシピなどをシェア。オウンドメディアとしても活用。」

(注)実在はしません。

 

頭で考えるのではなく、まず書き出すことが重要です。 是非実践してください。

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執筆者 曽我宏紀プロフィール

大学在学中に起業しイベント事業、金融コンサルタントを経て大手通信サービス会社に入社。
100名以上の営業部統括で事業戦略、営業戦略のキャリアを蓄積。

その後、独立しコンサルタントとして活動。
自営業時代の数多くの失敗経験から培ったノウハウと戦略及び泥臭い事も共に行動するハンズオン型支援を強みとする。

化粧品・アパレル・食品・飲料・小売業など、消費財・流通業界やIT・通信業界のクライアントに対して営業・マーケティング戦略、 ブランド戦略、事業戦略の策定・実行支援といった実績を多く持つ。